30代の妊娠~育児~妊活記録

メイントピックは現在の妊娠のこと、オーストラリアでの育児について書いています。第一子の切迫早産の辛い入院体験記、34wで生まれた早産児の成長記、妊活についても書いています

小林麻央さんへのがん治療に関するプライバシー侵害は他人事じゃない

34歳という若さでがんでお亡くなりになった小林麻央さんには、同じ世代の女性・母親として心が痛むばかりです。さらに、彼女は一般人よりも注目を集める人物だったため、あまりにも個人的でセンシティブな情報が流され続けるのに怒りを感じます。

 彼女に起こったことは他人事ではない

彼女の検診履歴から癌発見、転院まで事細かくweb上で掲載されています。これはこれだけ個人情報保護が叫ばれているご時世で大問題だと思います。詳しい顛末は大場大先生のブログを参照ください。

masaruoba.hatenablog.com

医師の守秘義務は、倫理上の義務としてのみでなく法的義務です。

刑法134条(秘密漏示)第1項
「医師、薬剤師、医薬品販売業者、助産婦、・・・の職にあった者が、正当な理由がないのに、その業務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密を漏らしたときは、6月以下の懲役又は10万円以下の罰金に処する。」

(日本医師会ホームページ 「医師の守秘義務について」より一部抜粋)

母親の治療について医師の守秘義務を破られた話

私も自分の母親が乳がんにて47歳という若さで10年以上前に亡くなっています。当時は現在の放射線医療が最先端医療とされており、私の母親はその治験の参加をしていました。なぜかというと、たまたま中学・高校の友人の父がその分野の第一人者であったので詳しい情報を得られたこと、ある意味コネを使えたことがあります。

実際はその友人の父の部下が母親の担当医となり、数年間お付き合いすることになったのですが、もちろんその父親は情報を知っています。母親の末期が近づいていた頃、私の別の友人が「atenamiちゃんのお母さんは大丈夫なの?予備校に来ている場合じゃないんじゃないの?」と明らかに何かを知っているそぶりで言われました。

なんと、父親(医者)→母親(配偶者)→子供(友人)→その子供の友達(別の友人)という経由で情報が漏れていたのです。私の父親は私の家族に母親の病気の詳細の情報を隠していたため、それを聞いてしまった私は青天の霹靂であり、かなりのショックを受けました。本当は危ない状況なのじゃないかと父親を問い詰め、家族会議になる事態に発展しました。もちろんその情報を漏らした友人の家族へ心を開くことは二度とありませんし、今でも会いたくもありません。

当時は10代だったのでショックを受けることしかできませんでしたが、30代の今、同じことをされたら家族を含めて絶対に訴えます。それくらい病気の情報は個人情報の塊であり、当事者にとってもセンシティブなことを医療従事者とその家族には知ってほしいです。

どんな病気になるかはわからない

このブログを読んでくださっている20代・30代の女性であれば子宮頸がん、40代の女性であれば乳がん、両親であれば何かしらの癌、こどもであれば発達障害など、様々な病気が身の回りに潜んでいます。この個人情報の問題は全く他人事ではありません。

病気の情報が漏れれば、それにトンデモ医学ビジネスが群がり、さらに家族を苦しめます。また私の親族が苦しめられたトンデモ医学ビジネスについては、他に騙される人が出ないことを願って晒してやろうと思いますが、本当に腹が立ちます。

(後半に続く)